トピックス

家族や夫婦関係、メンタルヘルス、あるいは、クリスチャン生活に関する記事です。

日曜日
7312011

子離れ・親離れ(最終回)

子供のしつけに口を出す姑に対する有効な手立てはあるか? 色々な理由で夫の両親と同居している家族もおられるでしょう。そのときに問題になる一つのことは、舅や姑が子供に自分たちのしつけの方針と合わないことをしてしまうことです。ここで厄介なのが、孫がかわいいためにやっていることです。決して悪意からではありません。 しかし、悪意からでなければどんなことをさせていていいのかというなら、勿論、「ノー」です。ただ、そのような善意を無げにするような対応もよくありません。むしろ、孫をかわいがってくれることを感謝しつつ、アプローチすることです。そうしないと同居しているわけですから、もっと悪い影響が及ぶかもしれません。 このような相談がありました。

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日曜日
6262011

子離れ/親離れ(その八)

夫の子育て参加を上手に引き出すには? 仕事が忙しいからと子育てを妻に任せっきりの夫を持つ方々も多いでしょう。しかし、夫が子育てに加わることは、妻の負担が減るという物理的な理由だけではなく、子供の成長にどうしても必要なことなのです。子供の問題行動には必ずと言ってよいほどに父親不在が関わっています。ただ、父親不在は必ずしも父親だけの責任ではなく、母親の態度やアプローチにも問題があるようです。

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日曜日
4032011

子離れ・親離れ(その七)

7か月と、4歳になる男の子2人の母親が子育てについて尋ねました。上の子は、のびのびと育てるように心がけて子供の意思を尊重して育てました。しかし、1歳のころから親のいうことを聞かないようになり、今は毎日のように怒ってしまい、自分でもいやになることがあるというのです。さらに、7か月になる子も、上の子のようになってしまうかと思うと子育てに自信が持てなくなってしまったのです。 この母親の子育ての方針は、「子供中心に考えて、子供がやりたいことや好きなことをやらせるようにする」ことでした。そこで「たとえば、子供があなたの頭をたたいたとします。もちろん、痛くはないでしょうが、そのようなときはどうしますか」と質問すると「3歳まではなにもわからないと思いましたので、しかることはしませんでした」と答えました。

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日曜日
1022011

子離れ・親離れ(その六)

しつけは具体的に! ある母親が幼稚園の男の子のことで来談しました。ごはんのとき、息子はきちんとすわっておちついて食べようとはしないのです。昼食をひとくち口に入れただけですぐ外に飛び出して遊びに行き、帰ってきたと思ったら「おやつ」とせがみます。結局おやつでおなかがいっぱいになって夕ごはんをあまり食べません。しかっても全然効果なし。でも成長期だからきちんと食べさせたいのですが、ということでした。 このような悩みは幼少児を持つ親に共通する問題だと思います。ここに至るまでなんとかして食べさせよう、きちんとすわらせよう、と必死に努力してきたでしょう。しかし努力はなかなか報われず半ばあきらめているか、どなり散らしているかのどちらかかもしれませんね。

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月曜日
10112010

子離れ/親離れ(その五)

しつけの鍵は、「年齢に合った」しつけということです。これがちぐはぐになるとしつけは何倍もの労力と苦労が伴うことになります。今のように犯罪の低年齢化やいじめ、不登校等の問題が急増する中で子育てのお話を頼まれることが多いのですが、聴衆者からの感想でしばしば聞くのは、「もう十年、二十年前に聞きたかった」という言葉です。 そこで私は、「でも、十年、二十年前にこのテーマでお話しても、皆さんは聞きに来なかったでしょうね」と冗談半分で応じると、どーと笑ってくださいます。それは、子供が小さい時は、親はなかなか子育てを学ぼうなどとは考えません。親が間違ってしつけていても問題行動が起こってくるのは随分と後になってからです。私が言う「間違ったしつけ」というのは、年齢に合っていないという意味です。親が子供のためにしていること自体で悪いことは余りありません。ですから親もあえて子育てを誰かから教わろうなどと考えないのです。しかし、子供は年齢にふさわしいしつけを親から受けなければ人格形成が困難です。子供の成長は、周りとの関わりで大きく変わってくるのです。

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